2012/09/24

London 2



ホームステイは最初の2週間だけ申し込んだ。
前回は3ヶ月まるまる申し込んで少し後悔したので。。。もちろん、すごく良い経験が出来たけど、まわりの賢い方法を見てると何もわかっていなかったなと反省した。

そして、今回の部屋。
なんと、お母さんがアーティスト、お父さんがフォトグラファーという家族。
さすがに今回は運がいいなと思った。
そのためか、机にはちょいちょい絵の具がついている。


そして今回はテレビ付き。
テレビ欄も手に入れたけどほとんど番組の趣旨がよくわからん。
家族もテレビ番組の英語も良い英語とは限らないと言っていた。フムフム。


元から置いてあった本。表紙絵が可愛い。

子供は3人いて、長男は頼れるスポーツマンな理系学生。
次男は活発で好奇心旺盛の反抗期。
長女は恥ずかしがりやでよく歌う。
そして、皆友好的に話しかけてくれる。
この家族は夕食の時間だけはキッチリ全員揃って食べることにしている。仕事や学校で揃わないこともあるが一人で食べることは無い。そして料理と片付けを分担する。
家族の食事の会話が早くて追いつけないことが多いのだけど、必ずこっちに話を振ってきてくれるので何の話をしているのかくらいは把握をするよう努力している。

しかし、大体最初は私の作品か訪れた場所等が話題に上がり、一通りその話題について意見を言い合い、いつのまにか宿題の話になり、終わらせたか終わらせずに遊んでいたかで論争になり、沈黙の合間に作品の話に花が咲き、食事がすんで片付けが始まるとそれぞれの部屋に戻っていき、お母さんの宿題チェックでまた論争になり、それぞれの部屋でそれぞれの趣味を過ごし、筒抜けのドア越しに大声で檄を飛ばす。
たいそう賑やかで楽しい。

お母さんの油絵も見せてもらったが、最近は昼間の仕事のせいか描けていないようだ。「1日が終わるのが早過ぎる」と言っている。
お父さんの仕事場であるスタジオはOld streetという結構はなれた所にある。余裕があれば今度案内してもらえるらしい。

そんな家族。
今後も幾度か話題に出るでしょう。

2012/09/23

London 1


出国。と書いてから1週間が経った。
とりわけ忙しかったわけではない。どうも記録を書くタイミングが無く、日が経ってしまう。
一日中英語の生活にまだ慣れないというわけでもない。とはいえ、リスニングの力の無さ、慌ててしゃべり文法がグチャグチャという、まあよくある壁にぶつかっている。
慣れない土地に右往左往している、というわけでもない。電車、地下鉄、バスの乗り方、路線図の見方はドイツの経験が活きているため飲み込みが早いが、乗り遅れてしまう遅刻も経験済み。

前回の留学よりも熱の動きがゆっくり。これがこの1週間の感想。
しかし、イギリスに決めた目的を達成するのは難しそうな逆風がきている。これが今回の滞在の一番の敵になりそう。

今滞在しているのはStreatham。セントラルからは少し南に下った所。写真は家の近くの景色。
通っている学校はWimbledon。テニスで有名な所。聞いていた通り治安が良さげで、お店も揃っているので、学校帰りに物が全て揃う。
初めの方はこの2つを行き来するだけで1日経っていた。その詳細は後ほど。

という感じでまとめて更新していきます。

2012/09/16

Hokusai Shun Shun




北斎蠢蠢【ほくさいしゅんしゅん】

「北斎漫画」は「富嶽三十六景」と並んで海を渡った有名なタイトルである。
だが、葛飾北斎という名前で思い浮かぶ画はどれも富士山がそびえ立つ。
十五冊の本には人や動物、妖怪が描かれているが、はっきりとしたイメージは掴めない。しかし、一冊開いてみると「気の向くままに漫然と描いた画」から生まれたキャラクター達は所狭しと紙面を埋め尽くし、皆「私を見てくれ!」と言わんばかりに個性をぶつけ合っている。
当時は無かった技術で、ほんのちょっとだけ命を吹き込み、一枚一枚という制約から解放する。長い時間を経て自由な身体を手に入れる。そうして狭い紙面から出されたキャラクター達は立ち上がり、うごめく。

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墨田区役所で行われている展示「北斎のバードアイ」に映像作品を出展しています。
ミニシアターというところで15時くらいから二回ほど上映されます。

そして、私が講師を担当していた絵画教室「深川美術」もワークショップで参加しております。楽しいプログラムも多いので子供連れの方はぜひ。



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という久々の更新を今、成田空港で書いている。
空港のテレビでは昨日と同じような民主、自民のニュースが延々流れてる。
これからイギリスのロンドンへ。また、年末年始くらいまで帰って来ないつもり。
なぜこんな急な報告になったのか、というのもゆっくりと書く暇も無くそろそろ搭乗となりそう。
軽く説明すると、ギリギリまで制作していたかったから。なので、こんなに最後になってあれやこれやと怒濤の制作報告をしている。
実験していたもの等、まだ収拾のついていないものも残っているが、最後が作品で北斎に関わることが出来て良かった。
ひとまず、ロンドンでは全力でいろいろぶつかってくるつもり。
また日本では得られない経験があることを信じていってきます。

2012/09/15

melu: rukous



 melu:さんの新しいMV制作しました。
手法は今までの中でも一番シンプルなことしかしていませんが、一番気に入ってます。

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