2013/02/18

4th anniversary


久々に文章を書く気になれた。
というのも、学生時代に写真仲間4人で始めた4cussiteが4周年を迎えるそうなのだ。4。
最近は活発に動くこともなく、4人が揃うことは滅多にない。でも、そのうちおじさんになってまた何か始めるんじゃないか、なんてゆる〜い関係を保つためにwebサイトはかろうじて残っている。
せっかくの縁起のいい数字なので、そもそもなんで集まったんだっけ?と記憶を辿っていると、じゃあこれから動きがあるとしたらどうなるんだろう?と思考が過去から未来に変わっていた。その中で一つ気がついたことがある。
4cusは過去に4つ展示を行っている。そのうちの1つはメンバー全員が集まらず結局2人だけでやったのだけど、それも含めて全ての展示で、写真展らしい写真展をしていない。
訪問された方は不思議に思ったかもしれない、「あぁこの写真は美しい!」っていう展示じゃなかったから。でも「あぁこの展示は面白い!」って思ってくれたら良い。少なくとも緑の男はそう思っていた。
そんな風に考えて行った展示はどれも異質で新しかった。でもおそらくまだ若い表現で収まってたと感じる。それは、こういった表現には卓越した技術力よりも斬新で難解で、ときに明快で、深い考察・コンセプトが不可欠だと思うから。それは何?って言われても上手く説明できないんだけど、その上手く説明できる域にたどり着くにはまだまだ浅かったということ、もっと時間をかけて経験して形にしていく必要がある。

とはいえ、若いなりに、初めてなりにがむしゃらに手を動かして生まれたものは強い。最初の展示のために作った作品は当時の姿から多少手を加えて改善しているものの、未だに私の代表作として君臨している。なかなかあのときの勢いを超えられない。4cusのロゴデザインも然り。未だにこのロゴマークを超える使い勝手の良いものを作れていない。

今のところ、4cussiteが写真を額に入れて展示をしたことはまだ無い。この記念すべき年に何か起こすつもりなのか、そんなつもりはさらさら無いのかはまだ良くわからないが、あの時思っていた「ただ写真を白い壁に飾るだけは嫌だ」という方針は上手く引き継いで一層深くなっていれば良いと思う。

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