先日、岡山県の倉敷に行った時に、とても気になったお店があった。
店と店の間に、おもちゃが山積みになって、入り口の半分以上が見えなくなってしまっていた。
中に入ってみると、さらに狭いスペースの両脇の壁に天井までぎっしりとおもちゃで埋め尽くされていた。よく見ると、今では手に入らないような古いものばかり、それだけでなく、今流行りのキャラクターの人形まで、ジャンルも時代も関係なくごちゃ混ぜなおもちゃが雪崩を起こしていた。
写真はそこで見つけたマッチ箱。
「これがウチの自慢の商品だよ」と店主が言うように、
マッチ箱は綺麗に整頓されて箱に詰められていた。
箱の絵の種類はキャラクターに限らず、映画公開の時に配られていた映画のイラスト、
商品の広告のためのイラスト、キャラクターものの展開など様々だった。
あまりレトロなものは好きではないので、おもちゃ達には興味が抱けなかったが、これには目が止まった。
たぶん、この箱のグラフィックデザインが優れていたから。
店主の話によると、デザイナーの人もちょくちょくこれを目当てに買いにくるらしい。
その中で選んだ二つ。どちらもこの時代だからできたんだろうなとか思ってしまう。
左側はミッキーとポパイの夢の競演。
今では、ディズニーがこんなことを許すことは無いと言われている。
この時代はミッキーも自由に世界を飛び回れたんだな。
右側は「スピルカ」ならぬ「カルピス」のグラフィックデザイン。
もう、この「スピルカ」が頭から離れなくて思わず買ってしまった。
どちらも、作品が優れていれば広告も素晴らしくなる。デザインとはこうでありたい。
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