2012/09/16

Hokusai Shun Shun




北斎蠢蠢【ほくさいしゅんしゅん】

「北斎漫画」は「富嶽三十六景」と並んで海を渡った有名なタイトルである。
だが、葛飾北斎という名前で思い浮かぶ画はどれも富士山がそびえ立つ。
十五冊の本には人や動物、妖怪が描かれているが、はっきりとしたイメージは掴めない。しかし、一冊開いてみると「気の向くままに漫然と描いた画」から生まれたキャラクター達は所狭しと紙面を埋め尽くし、皆「私を見てくれ!」と言わんばかりに個性をぶつけ合っている。
当時は無かった技術で、ほんのちょっとだけ命を吹き込み、一枚一枚という制約から解放する。長い時間を経て自由な身体を手に入れる。そうして狭い紙面から出されたキャラクター達は立ち上がり、うごめく。

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墨田区役所で行われている展示「北斎のバードアイ」に映像作品を出展しています。
ミニシアターというところで15時くらいから二回ほど上映されます。

そして、私が講師を担当していた絵画教室「深川美術」もワークショップで参加しております。楽しいプログラムも多いので子供連れの方はぜひ。



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という久々の更新を今、成田空港で書いている。
空港のテレビでは昨日と同じような民主、自民のニュースが延々流れてる。
これからイギリスのロンドンへ。また、年末年始くらいまで帰って来ないつもり。
なぜこんな急な報告になったのか、というのもゆっくりと書く暇も無くそろそろ搭乗となりそう。
軽く説明すると、ギリギリまで制作していたかったから。なので、こんなに最後になってあれやこれやと怒濤の制作報告をしている。
実験していたもの等、まだ収拾のついていないものも残っているが、最後が作品で北斎に関わることが出来て良かった。
ひとまず、ロンドンでは全力でいろいろぶつかってくるつもり。
また日本では得られない経験があることを信じていってきます。

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