2012/12/31

2012

今年の最後は熱で寝込んでる。
1年、フリーランスとして活動してみたものの、思ったより自分の好きなことが出来ていない様子。来年はまたイギリスに戻るつもりだが、もう少し目に見えるような結果を狙ってみてもいいかなと思っている。

さて、イギリスの続きを書こうと思っていたのだけど、恒例のGoogleとYoutubeのまとめ動画にイギリスで最も話題になっていた2つのニュースがピックアップされていたのでそのことについて少し触れておく。



まずGoogle。この冒頭と最後に映っているのは宇宙からダイビングしたイギリス人のギネス記録の話。
これは渡英してまだ2、3週間だったかな。
当日はテレビでも新聞でも一面話題になっていた。
イギリスにはmetroというフリーペーパーがある。これは駅に毎朝ドサッと置いてあって、誰でも持って行っていい朝刊のようなもので、無料なのにスポーツから政治まで一通りのニュースが載っていて英語の勉強として毎朝拾っていくようにしていた。
それを始めて間もなくだったか、先生が私の手にあった見出し記事を見てその話題について少し触れた。そのとき、このニュースについて説明させられて、興味を持って事前に読んでいたからか、上手く答えられることができたのが嬉しかった。それ以降、興味のあることは朝のうちに読むようになるキッカケになったニュース。

日本でも話題になったのかな?でもGoogleのトップになっているということは多少取り上げられたのかな?




こちらはYoutubeのまとめ動画。
でも、これ日本では「ん?なにこれ?」って思う人も多いのではないだろうか?
PSYという韓国人アーティストのGangnum Styleを使ってYoutube styleとしているのだけど、この曲は韓国では踊りが禁止に、日本ではあまり人気がないらしいと聞いている。
実際、帰国してから一回も聞かなかったので驚いている。なぜなら、イギリスでは毎日必ずどこかで流れていたし、先ほどの新聞のmetroでもしょっちゅうニュースになっていた。彼はイギリスではとても人気で、オックスフォード大学で講演までしたのだが、空港に着いた時はかなりの人がいたのだとか。
ちなみに、ホームステイ先の長男が彼の大ファンで、学校帰りに友人達とGangnum Styleのダンスを踊っていた動画を見せてくれた。
たぶんこのダンス、というかPVが成功した一番の理由だと思うのだけど、彼は全てセルフプロデュースでしているらしい。韓国人の友人達に聞いた話だとお笑いもやっていて、頭もかなりキレる。ちなみに歌は韓国語。つまり母国語でこれだけ世界に広げたことがすごいと思った。韓国はすっかりアジアを代表する国だ。それについてはまた後日触れたい。

帰国してラジオで聞いた話だが、日本では島関係の韓国とのいざこざであまりこの曲を流さないようにしていたのだとか。
ホント、つまらない理由が多い。

そういえば、テムズ川沿いの路上アーティスト達に混じってGangnum Styleを踊って金を稼ぐ3人組の子供達を観た。あれには圧巻だった。

やはり国を出るといろいろと客観視できるのは面白くて良いです。
地震や政治まで他人事みたいに考えてしまうのはちょっと怖いけど、世界から観るとそんなものなのかなって感じたり。とにかく今は大きく構えず、自分の出来ることをこなしていこうと思いまする。ではよいお年を。

2012/12/18

London9 - back to Japan


あっという間に三ヶ月が過ぎてた。
ロンドンはなんだか毎日忙しかった。
何もしないでも一日が過ぎるのが早いし、何となく行き先を決めてしまうと周りは観光客だらけ。交通手段が沢山あってどこにでもアクセスが良いのだけど、意外と選択ミスで移動に無駄な時間がかかっていたり。都会ならではの海外滞在の難しさがある。

また、語学を習得するには都会は不向きだと感じた。喋れなくても暮らせる。

ロンドンの魅力にたどり着くまでには時間がかかったけど、少し兆しが見えたので本腰入れてワーホリ取得目指す。もしダメでも何かしら見つける。

いい出会いは沢山あったし、ピンときた作品もいくつか見えたので、これを次の渡英までに形にする。これが次の目標。

せっかくブログで書き始めたので未だに気になっているロンドンのこと、今後も書き足していきます。

This 3 month was very short.
London is a busy town and difficult to satisfy with studying abroad. For example, If I didn't definitely decide direction, I would arrive the sights. In addition to that, the transport is too much, we could go anywhere in London but it makes our decision to weak, we often made a mistake. Further more, the town isn't good for learning language, we can live here with no speaking.

However, I found some good point of London's art. I would like to come back with working holiday visa.

At first in Japan, I 'm going to make new projects which was inspired by this stay of Europe. I have to success until next April.

Mates in CES, great photographers, cheerful family, Thanks and see you soon!
Happy Christmas!

2012/11/10

London8 -Greenwich-


初めてちょっと遠出をしたのがこのグリニッジ。
家族や学校の友人、先生達がよく話題にするので気になっていたところ。
マーケットが有名ということで早速足を延ばした。


というわけで行ったのがこのグリニッジマーケット。
普通の住宅と同じ建築物達に囲まれていて、入り口がわかりづらいが、中に入ると屋根付きの大きな広間がある。
そこに所狭しと露店が連なっていて土日は17時まで人で賑わう。
残念ながら買いたいというものには出会えなかったが、アーティスト専用のコーナーがあったり、手作りの雑貨等オリジナルを売る人々に出会えたりなかなか発見のあるところだった。
飯も高いけど美味しい。そして寿司屋は必ずあるんだなと思った。



しかし、想定していたよりも小規模だったのでついでに観光を。と思って海軍だったか何かの博物館(記念館程度の規模)に寄った所、ヨーロッパ全土で思う遊び心のある展示方法にまたもや惹かれた。触れる物があるのは子供でなくても一瞬でも気を引けるのが良い所。体裁を整えるだけでなくこういう気遣いは必要だと常々思う所。



そしてこの街にも聖堂があるというところで行ってみた所、良い雰囲気醸し出してた。
天井画を見やすくするために大きな鏡を置いてあるのが素敵。


そしてグリニッジ最大の観光場所は丘の上にある。



それがこのグリニッジ天文台。
世界標準時を示す時計があるところです。
そして、経度0度のラインが二枚目の写真で人々が眺めている金属のライン。
そんなすごいところに行っても心躍るお土産は見つけることが出来なかった。。。惜しいなイギリス。惜しいなロンドン。これだけ良い素材が揃っているのに、ミッドタウンみたいに新しいお土産を提案するコンペでも開けば良いのに。。。

2012/10/29

London7 -Tate Modern-


続テートモダン。ということでこの美術館にはしょっちゅう顔出している。
同じテートシリーズで人気のテートブリテンも行ったのだけど、写真が撮れなかったので割愛。でもそちらもなかなか良かった。


今回は前回見逃していたフロアを回ってみたのだけどこれがなかなか面白かった。
このオラファーエリアソンのようなコンセプト作品は子供も反応する何かを持っていた。


右のwiiのリモコンのようなスティックを操って物語を紐解いていく作品。
Flashサイトのような面白さがあり、webでできそうだけどあえてスクリーンを使わせることにスケールを上手く持って行っている感じ。見て回る作品が多いだけにこういう操作を伴う作品は新鮮に見える。


この繊細なグラデーション作品に反応しカメラを構える少年。いいね。


土が置いてある。土の山から直線上に土が線を描いていて、遠くを見ると一人の婦人が土を箒で掃いていた。
もっともシンプルで明快なアイデアだと思った作品。というかこんな小さな遊び心で美術館に飾られるってすごいなと思った。


一番の感動。
オスカー・フィッシンガーが見れた。
これまたブルース・ナウマンのように予期せぬ形で初対面。これがロンドンの良い所。
ニコニコ動画でしか見たこと無かった彼の作品をじっくり三画面で観る事ができた。
単純な図形、デジタル処理の無い制限の中で撮る方法。勉強になります。

やはりこんなものが無料で何度も足を運んで観れるのはイイなぁ。
まだまだ行っていないけど気になるギャラリーも多い。少しメジャーなところにばかり気をとられすぎたかな。残り半分を切ったのでペース上げてこう。

2012/10/28

London6 - Design Junction -


ロンドンに来て一週間後くらいだったか、Design Junctionというイベントに行っていた。こちらに来ていきなりデザイン関係のイベントが観れるということでかなりテンションが高めで行ったのだけど、英語力乏しくなかなか上手く話が聞けなかったのが悔しかった。
イベントの中で気になったものをいくつか紹介。一番最初の写真は気を曲げる技術をお披露目。これは日本のDesigners weekでも観れそうなパフォーマンスだったけど。無言のプレゼンと観客の反応が良かったのが面白かった。


日本語表記のあるお店。備長炭を扱ってるからかな。
この時はへぇ〜って思ったけど、他の文房具屋に売っている水筒にもフィルター付きなど変わった仕組みのものもあって、こちらの方々はどうやら水道水を綺麗に美味しく飲もうとしているみたい。




このメーカーはBluetoothを使ったスピーカーで知っていた。
今はこの受話器に力を入れているらしい。これもBluetooth仕様だったかな。
あえてアナログに戻すのですね。ポップで面白い。パッケージも凝ってた。



タイヤで作られたゴリラとタイヤの椅子。。。
ただのタイヤに何かを加えて半ば強引にプロダクトに持っていっている。



こういうイベントではプロダクトデザインが主流でグラフィックは珍しい。だけどそこはイギリス。グラフィックデザインがきちんと出展されていた。
PHAIDONというオシャレ出版社が監修しているグラフィックデザイン史に残る作品をまとめた資料集の展示。
日本の佐藤晃一さんの作品目立っていた。


谷中のtokyobikeも出展してた。ブースの中でも結構良いポジション獲得してたけど、ちょっとシンプル過ぎて近寄りがたかったかな。



 今回のイベントの中で一番ヒットした人。
これは学校だったか団体だったか、それのプログラムで出展していたグループ展みたいなものの一つで、4、5人が同じブースにまとめて出していた。
出展していたのは革を焦がしてドローイングを施した鞄。
作品自体はそこそこの興味しか持てなかったけど、作品の魅せ方にすごいセンスを感じた。物だけを美しく撮るのではなく物を演出する写真の撮り方、絵本のようなストーリーのある説明書、こういった「物」を作る人は物以外の様々なプレゼン要素はベーシックになりがちだが、ここにこだわれる人は別格だと思わされる。そしてそういった方々はベーシックな成功ではなくアメイジングな成功をする。彼が今どのくらいの人に認知されているかわからなかったが、今後もこのセルフプロデュースでやっていける人なんだろうなと感じた。
ぜひとも話したかったんだけど残念ながらブースにはいなかった。

他にも沢山あったけど、日本のデザインイベントとあまり変わらない感じ。
でもコマーシャルだったな、って思わされるだけでなく、こうやってストレートに腑に落ちる人が一人でもいるのは行って良かったと感じさせられる。

William Klein + Daido Moriyama





http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/william-klein-daido-moriyama

先日書いたウィリアム・クラインさんと森山大道さんの展示を見てきた。
これはそのとき流れていた二人のインタビュー。クラインさんは英語のみだけど、とてもいいので参考までにどんな人か観てみると掴めると思う。

で、感想は既知のものも多かったが、展示方法も作品もクールで、説明の量も程良い大変好みの展示であったということ。
写真と映像が展示されていて、ハイキーな白黒写真、メディアの探求などお互いの作風が近い所、それを印刷のクオリティーを後回しにした豪快なビックプリントでインパクトのある展示に仕上げていた所が面白かった。ここで言うクオリティーとは技術的な質を意味していて、それを探求するあまりに結果的にインプレッションが下がってしまうことを示唆されたような感じ。
それはイギリスの働き方にも感じている。

そろそろ自分はセオリーを無視しても良いのではないかと思っている。

2012/10/21

London5


イギリスはビザ無しでも6ヶ月間まで滞在できる。
でも実際観光で6ヶ月も滞在するわけではないので長期滞在するにはそれなりの理由が必要になる。そこで自分は語学学校に通うことを条件に学生ビジタービザなるものを持ってきている。
これがあることで、今まさに外国人を追い払っている最中のイギリスにもノービザで長期滞在することができる。

で、その語学学校。
やはりドイツの時とは違い、oneやtwoの意味くらいはわかるので最初の段階が違う。
先生がゆっくり喋ってくれれば何を言ってるかくらいはわかる。
でもさすがに他の国から来た生徒も皆英語を勉強してきているわけで、授業で置いていかれないようにする大変さは同じ。

ちょうど一ヶ月間、ようやく先生の喋るスピードには慣れてきた。家族の高速会話には食らいつくのがやっとだけど。この語学習得で出来ることが増えていく感覚は楽しい。
例えば、忘れかけているドイツ語もドイツ語圏から来た生徒と二、三言かわすだけでも少し印象が変わる。スペイン語やイタリア語のスラングも少し知ってたのでこの2つとは仲良くなりやすい。

しかし、この語学学校、長期でいるのはほとんどアジア圏でヨーロッパ圏は2週間くらいで帰ってしまうローテーション。しかも同じ学校でドカッと来るので仲間達の間に入っていくのがなかなか難しい。これが前回とは違う都会ならではの難しさ。つまり学校が修学旅行のついでに語学も習得させようっていうような感覚で来るのです。国同士が近いとそういうこともあるのですね。
とはいえ、ウィンブルドンもロンドン中心部に比べると外れの印象があるので、このアットホームな感じは良い。ちょっとセントラル(中心部)行ってみようぜみたいな。

そう、こっちの滞在理由は大きく2つ。英語と美術なので、2つ目も本腰入れていかないとマズい。ひとまず1つ目は順調と。

ちなみに写真は学校にテレビの取材が来ていて調子のいい学長とその生徒。

2012/10/20

London4


今日はロンドンの交通機関について。

一般的に良く使う交通手段は4つ。
バス、トラム、ナショナルレール(JRみたいな)、チューブ(地下鉄)。

バス、トラムはどこまで乗っても一回一律同じ料金。
電車はゾーンを跨ぐか跨がないかで料金が変わるゾーン制をとっている。


こんなかんじ。
グレーのシマシマがゾーンの区切り。真ん中の白がゾーン1でそこから順位数えていく。運賃も家賃もけっこうそれに合わせて変動するし、やっぱり1が一番高い。
また、この路線図をオシャレと考えているのか、きちんと整備しているだろという誇りなのか、路線図がお土産のグラフィックデザインとしてよく使われている。

こちらではオイスターカードというPASMOやICOCA、Suicaのようなカードを使う。
これがこの四つ全てに使えるのが超便利。逆に持っていないと運転手や駅員と直接やり取りする英語地獄。

そして定期もゾーンごとに1-3、2-4、2-3など組み合わせを決めて料金を調整することができ、その間は乗り放題。電車を買ってしまえばバスの乗り放題もついてくるので、上手く使うと相当運賃を節約できる。

また、ドイツと同じように電車に乗って無賃乗車していないかチェックする人もいるので無賃で跨げば£40以上の重いペナルティーをくらう仕組み。ただ、ロンドンは結構改札があるので無賃出来ないはずなんだけど、よく捕まっている人を見るのでやっぱり裏ルートがあるんですね。

バスは二階に乗ると景色が良くてよろしい。どうやって降りるの?って最初は思うけど慣れると一番快適なポジション。そしてナイトバスなるものがあり、24時間運行しているし、大まかな方向には全てナイトバスが用意されているので終電逃しても帰れなくなることは無い。もちろん多少危険な所もあるらしいが、今の所バスでの被害は聞いていない。

と、けっこう慣れるまでに時間がかかったけど大体掴めてきたのでロンドン移動は問題無し。困ってるのはだいたい時間通りに来ないので時間はルーズに考えておいた方が得。時間ピッタリに来ないからカリカリするとあっという間にストレス溜まるで。

2012/10/19

London3



写真は撮っているのに文章を作る暇がない、ドイツの時とは違い、都会なりの忙しさを感じていて、なかなかこうやってラップトップとにらめっこする時間が無かったわけだが、ようやく作業する時間が取れてきた。

もはや毎日の記録をつける暇がないので、テーマごとにまとめて紹介していこうと思う。

まず今日は一番最初に行った美術館テートモダンについて。

実は昨年にオランダへ来た際、ここには一度寄ったことがある。
年に一回のペースでタービンホールという大きなスペース(上の写真)で行われる企画展が行われるのだが、その時は女性の写真家のその作品を見ただけ。
今回は残念ながらまだ企画展が始まる前の合間の期間だったため、常設展を観てきた。

ところがここの常設展、かなり充実している。


ピカソ、マティス、ダリ、ウォーホル、ムンク、ジャコメッティなど有名どころがふと気がつくと置いてある感じ。

なかでも自分が嬉しかったのは、ブルースナウマンを観れたこと。



この方の作品は自分の今の表現、取り組みと近いものを感じ、どうにかして観てみたいと思っていた作家である。タービンホールで展示をしていたことは知っていたが、常設展に部屋が用意されているとは思わなかった。こういう思わぬ出会いが多いのがロンドン。


美術は全然関わりがないと言っていた友人二人と観に行ったけど一番反応していた作品。
3つの筒には穴があいていて、それを覗く列が出来ていた。
覗くと何の変哲もないものが観れるんだけど、この覗いてしまう所に意味があるのだろうか。覗いたあとに皆ニヤッとしてしまうところはしてやられた感があった。

そして、これらは全て無料で観られること。これがロンドン最大のポイント。
これだけ優れた作品を並べて、無料で出入りが出来る。写真を撮って見返すことが出来る。目の前に座り込んでメモをとることが出来る。
顧客の目が鍛えられること、これは非常に良いことだと思うし美術界には重要なことだと思う。作り手ばかりが育つなんてことがありうるのか?
少なくとも、一緒に行った二人は観る前と観たあとでこの美術館に対する興味に違いが現れていた。
もちろん、運営費は不足気味。さまざまな人の寄付で成り立っていることは忘れてはならない。

p.s.
そうそう、テートモダンでは10月10日から森山大道さんがタービンホールで展示をスタート。日本人アーティストがテートモダンで展示をしていてそのタイミングでここに来ているこの偶然に感謝。
※さらに追記 森山大道さんはタービンホールではなく通常の企画展の部屋にて有料の展示でした。誤報失礼しました。

2012/09/24

London 2



ホームステイは最初の2週間だけ申し込んだ。
前回は3ヶ月まるまる申し込んで少し後悔したので。。。もちろん、すごく良い経験が出来たけど、まわりの賢い方法を見てると何もわかっていなかったなと反省した。

そして、今回の部屋。
なんと、お母さんがアーティスト、お父さんがフォトグラファーという家族。
さすがに今回は運がいいなと思った。
そのためか、机にはちょいちょい絵の具がついている。


そして今回はテレビ付き。
テレビ欄も手に入れたけどほとんど番組の趣旨がよくわからん。
家族もテレビ番組の英語も良い英語とは限らないと言っていた。フムフム。


元から置いてあった本。表紙絵が可愛い。

子供は3人いて、長男は頼れるスポーツマンな理系学生。
次男は活発で好奇心旺盛の反抗期。
長女は恥ずかしがりやでよく歌う。
そして、皆友好的に話しかけてくれる。
この家族は夕食の時間だけはキッチリ全員揃って食べることにしている。仕事や学校で揃わないこともあるが一人で食べることは無い。そして料理と片付けを分担する。
家族の食事の会話が早くて追いつけないことが多いのだけど、必ずこっちに話を振ってきてくれるので何の話をしているのかくらいは把握をするよう努力している。

しかし、大体最初は私の作品か訪れた場所等が話題に上がり、一通りその話題について意見を言い合い、いつのまにか宿題の話になり、終わらせたか終わらせずに遊んでいたかで論争になり、沈黙の合間に作品の話に花が咲き、食事がすんで片付けが始まるとそれぞれの部屋に戻っていき、お母さんの宿題チェックでまた論争になり、それぞれの部屋でそれぞれの趣味を過ごし、筒抜けのドア越しに大声で檄を飛ばす。
たいそう賑やかで楽しい。

お母さんの油絵も見せてもらったが、最近は昼間の仕事のせいか描けていないようだ。「1日が終わるのが早過ぎる」と言っている。
お父さんの仕事場であるスタジオはOld streetという結構はなれた所にある。余裕があれば今度案内してもらえるらしい。

そんな家族。
今後も幾度か話題に出るでしょう。

2012/09/23

London 1


出国。と書いてから1週間が経った。
とりわけ忙しかったわけではない。どうも記録を書くタイミングが無く、日が経ってしまう。
一日中英語の生活にまだ慣れないというわけでもない。とはいえ、リスニングの力の無さ、慌ててしゃべり文法がグチャグチャという、まあよくある壁にぶつかっている。
慣れない土地に右往左往している、というわけでもない。電車、地下鉄、バスの乗り方、路線図の見方はドイツの経験が活きているため飲み込みが早いが、乗り遅れてしまう遅刻も経験済み。

前回の留学よりも熱の動きがゆっくり。これがこの1週間の感想。
しかし、イギリスに決めた目的を達成するのは難しそうな逆風がきている。これが今回の滞在の一番の敵になりそう。

今滞在しているのはStreatham。セントラルからは少し南に下った所。写真は家の近くの景色。
通っている学校はWimbledon。テニスで有名な所。聞いていた通り治安が良さげで、お店も揃っているので、学校帰りに物が全て揃う。
初めの方はこの2つを行き来するだけで1日経っていた。その詳細は後ほど。

という感じでまとめて更新していきます。

2012/09/16

Hokusai Shun Shun




北斎蠢蠢【ほくさいしゅんしゅん】

「北斎漫画」は「富嶽三十六景」と並んで海を渡った有名なタイトルである。
だが、葛飾北斎という名前で思い浮かぶ画はどれも富士山がそびえ立つ。
十五冊の本には人や動物、妖怪が描かれているが、はっきりとしたイメージは掴めない。しかし、一冊開いてみると「気の向くままに漫然と描いた画」から生まれたキャラクター達は所狭しと紙面を埋め尽くし、皆「私を見てくれ!」と言わんばかりに個性をぶつけ合っている。
当時は無かった技術で、ほんのちょっとだけ命を吹き込み、一枚一枚という制約から解放する。長い時間を経て自由な身体を手に入れる。そうして狭い紙面から出されたキャラクター達は立ち上がり、うごめく。

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墨田区役所で行われている展示「北斎のバードアイ」に映像作品を出展しています。
ミニシアターというところで15時くらいから二回ほど上映されます。

そして、私が講師を担当していた絵画教室「深川美術」もワークショップで参加しております。楽しいプログラムも多いので子供連れの方はぜひ。



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という久々の更新を今、成田空港で書いている。
空港のテレビでは昨日と同じような民主、自民のニュースが延々流れてる。
これからイギリスのロンドンへ。また、年末年始くらいまで帰って来ないつもり。
なぜこんな急な報告になったのか、というのもゆっくりと書く暇も無くそろそろ搭乗となりそう。
軽く説明すると、ギリギリまで制作していたかったから。なので、こんなに最後になってあれやこれやと怒濤の制作報告をしている。
実験していたもの等、まだ収拾のついていないものも残っているが、最後が作品で北斎に関わることが出来て良かった。
ひとまず、ロンドンでは全力でいろいろぶつかってくるつもり。
また日本では得られない経験があることを信じていってきます。

2012/09/15

melu: rukous



 melu:さんの新しいMV制作しました。
手法は今までの中でも一番シンプルなことしかしていませんが、一番気に入ってます。

2012/08/24

BunshichiMottoi PV



現在絶賛上演中の舞台「Re:落語的@empty space 文七元結 petit musical!」のプロモーションビデオを製作しました。
役者達の演技だけでどれだけ舞台の雰囲気を伝えられるか、という表現方法に挑戦しつつ、リピーター続出の人気公演の熱を更に上げるべく、"上演中に公開"という目標に間に合って本当に良かった。

同じ役を別の役者が演じることで、それに関わる演技も変わる。これが新鮮で2回も3回も来る人がいるそうです。語り手が変わると話の雰囲気がガラリと変わる落語をこういう舞台にしたところがとても合っていると思います。
映像編集中も笑って楽しめる良い仕事でした。

残りわずか。気になる方は当日券をぜひ。

2012/08/07

BunshichiMottoi



望月龍平シアターカンパニー
が行う舞台
『Re:落語的@empty space 文七元結 petit musical!』
の美術を担当してます。

映像制作も同時進行でおこなってます。
映像は後ほど公開。
劇団四季が好きな方、舞台が好きな方、文七元結を知ってるって方、
チケット間に合えばぜひ!

2012/08/06

fragile exhibition




東京藝術大学で同じ年に卒業した同級生がキュレーションを行った展示「fragile exhibiton」のwebサイトを担当しました。

google騒ぎで告知が遅くなってしまい、展示は明日まで。
もしたまたま明日お時間ある方はぜひ。
私も明日観に行きます。

詳しい情報はこちら


fragile exhibition

8/2(木) → 8/7(火)
10:00 open  20:00 close

CLASKA8F   the 8th Gallery

Taku Irisawa
Tsubasa Kobayashi
Maria Murayama
Ami Masamitsu
Lisa Muramatsu

2012/08/02

My google account was stolen.





3日前、私のgoogleアカウントが乗っ取り被害に遭いました。
このブログも、youtubeも全て止まっていたのですが、なんとか復活するところまでいきました。
ただ、一度狙われているアドレスを使用するのも気が引けるので、仕事用のアドレスは変更しておこうと思います。4cussite.green@gmail.comのアドレスは今後は連絡先としては使わないと思って下さい。

今回の被害の状況と対処法を一応まとめておこうと思う。

状況
今回の被害は、履歴を確認した所、南アフリカからの不正アクセスということがわかりました。
ことが起こったのは730日、Google Chromeを開いた瞬間、アカウントにアクセスできなくなり、一斉に知人にスパムメールが送信されました。
内容は、「アメリカに海外旅行している私がホテルへの道中でお金を失い、お金をすぐに送金してほしい。」というものでした。
肝心なのは「ここにメールをしてほしい。」という連絡先が、私のメールアドレスに「s」の一文字を追加されたメールアドレスだったということです。微妙な違いすぎて私もしばらく気がつきませんでした。

そして、その一週間前、「使用したことの無いパソコンからログインされています。」という警告がgoogleから来ていました。これを私は自分の別のパソコンからと勘違いし、承認してしまいました。おそらくそこから私のプライバシー設定に侵入し、私へのメールは全て「s」が追加されたメールアドレスへ自動転送されるようになっていました。
また、パスワードを忘れた際の緊急連絡先(電話番号)と予備メールアドレスも別のものに変更されていたため、私がスパムに気がついてもログインすることはできなくなっていました。

対処法
まず、googleさんに直接電話してもこれを専門で扱っている窓口はありません。
ネットの対処法を一つ一つクリアしていくことになります。

1、ログイン画面の「アカウントにアクセスできない場合」を選択。
2、「ログインに関して別の問題が発生している」を選択して言われた通りにする(主に本人確認)と指定したアドレスに「3~5日以内に調査結果が送られてきます」という通知が来ます。これにより、これ以上被害が出ないようにアカウントがgoogleから一時停止されたように思います。
3、後日通知が来て、「48時間以内に指定されたURLから無料パスワード再発行の手続きを申し込んで下さい」というものがきて、足りない本人確認の情報追加と、なぜかGoogle Walletにクレジットカード情報を記載して「無料再発行サービス」を注文します。注文すると3日以内に指示の書いたメールがまた来ることになります。
4、パスワードを再登録するための指示が届き、ウイルスチェックやらセキュリティ強化のための方法、不正アクセスが有効になっていないかの確認方法などを教えてくれます。
これにより、アカウントが復活しますが、同時に、南アフリカに転送されてしまう設定に変えられていたことにも気がつきました。すぐに設定を変更、パスワードも3、4回変更した気がします。

●事前の対策方法
対策も見えて来たので、追記。
①不正アクセス監視
Gmailには誰がどこからアクセスしたのか見ることが出来ます。
Gmailを開くと、一番右下に「アカウントアクティビティの詳細」という文字があります。クリックすると、アクセス履歴が10件くらい出て来て、どこの国で何時にどうやってアクセスしたのかを確認することが出来ます。
同じタイミングで誰か別の人がログインしている場合もあるみたいなので、何か不信なメールが来た時はこれをチェックすることをお勧めします。
②自動転送メール確認
Gmailには複数アドレスを持っている人が、gmailに送られて来たメールを自動的に別のアドレスに転送してくれる設定があります。私の場合はそれを利用されてメールを全て見られてしまう仕組みに変更されていました。
確認方法はGmailの右上、歯車マークから「設定」を選択。
「アカウントとインポート」の「名前」にメールアドレスが追加されていないかチェック。「メール転送とPOP/IMAP」の「転送」にも見知らぬアドレスに転送先が無いかチェック。
私はこの2つをやられていました。
あとは「フィルタ」や「POP」にも見知らぬアドレスが入っていないかチェックした方が良いみたいです。
③セキュリティ強化
2段階認証プロセスというものがあります。これは普通のパスワードを入れたあと、登録している携帯メールに暗証番号が送られ、その暗証番号も入力しないと入れないという2重構造になっています。被害が出て困るデータを扱っている方にはお勧めします。

これだけ調べてもどこからパスワードが漏れたのかはわかりませんでした。
さっくり自分の被害についてだけまとめるだけでこんな感じです。
ホント面倒くさい。
もう絶対にならないように充分気をつけます。
皆さんも気をつけて下さい。

※TOYOTA LOTTERY PROMOTION~とかいうスパムメールが迷惑メールフォルダに入っていました。そういえばちょうど不正アクセスが確認されたとき、そのメールを確認してしまったような気がします。開いただけなので、それらしいメールは閲覧要注意です。

追記(2012.10.27) : この記事を書いて以降、セキュリティ強化に書いた2段階認証プロセスを使っていますが海外に出るために携帯電話を解約しました。ではどうやって携帯電話に送られるはずの暗証番号を知るかなのですが、googleさんがスマホアプリを作ってくれています。Authenticatorという名前のアプリで、2段階認証プロセスを利用しているgmailアドレスの暗証番号を教えてくれるだけの単純なアプリです。これをiPod touchに突っ込んで持ち歩いているため、どこでも見る事ができます。正直携帯電話でいちいちメールを受け取るより便利。しかも複数アカウントを同時に見れる。
利用している人はぜひ一度お試しあれ。

2012/07/24

daily e-mail



メール見るだけでその日が終わったってのやめよう。

2012/07/19

melu: -juttu-



昨日に引き続き、もう一つ公開。
melu:さんのmusic videoです。

とにかくたくさんの秘密を隠しました。
HDで見ないと見えないようなところにも隠れています。
脳トレのように、変化に気づくことも必要かもしれません。
一瞬で消えていくものも。

ぜひ何度かチャレンジしてみてほしいMVです。

dunno同様、重くて観れない方はこちらへ。

また、このjuttuという曲は昨日から販売されているモナレコードのCDにも収録されているようです。気に入った方はこちらも要チェック↓
モナレコードのおいしいおんがく~夢で逢いましょう~
モナレコードのおいしいおんがく~夢で逢いましょう~ mp3

2012/07/18

melu: -dunno-



melu:さんのMusic videoを制作しました。
話をもらってから、公開まで四ヶ月もかかってしまった。

ひとまずこれが第一弾。
Youtubeの方は既に公開済みだったけど、vimeoでは私たちの作品として公開することにしていたので、正式に昨晩公開しました。

vimeoが重くて見れないよって方はこちらで見て下さい。

煙の動きと灰になっていくまでの時間の経過なんてわざわざ見ている人もいないと思うので、6分30秒くらい手を休めてぼーっと眺めてみて下さい。

2012/07/16

I will read this article at 30 years old.



さっそくサボる危機だったのでブログに載せておこう。2日目。

RSSに突っ込んでいた清水さんのブログでこんな話があった。
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20120715/1342320729

「若いうちは何かしようとするだけでちやほやされる」って言葉と、努力しているモノがなかなか結果にでないことと関係しているのだろうか。
否、早く結果が出ないことに苛立って結果が出ないと思い込んでいるだけだ。最近デッサンすらじっくり描けなくなってきた自分にちょっと辟易している。
良いものをきちんと作ろう。そのための準備はしてきているつもりだ。

もう25歳になってしまったが、あと5年、意識しておきたい話である。

※以下ここから引用

 ・まず、10年後、30歳の自分をできるだけリアルに想像しなさい。
 ・そのとき自分は少なくとも今自分から見える30歳前後の大人のうち、誰のようになっていたいか考えなさい
・そのためにはどんな努力をしなければならないか、明日からできることを具体的に考えなさい

2012/07/15

Motion trial & SKY A WEEK


昨日、ふと思い出して「あひるの空」読んだ。
読んでなかったのが5冊くらい溜まっとった。
この漫画、どんどん話の展開がリアルになってくる。
ついついバスケ時代を思い出してしまった。

残り数秒、俺がパスを出してなければなぁとか。中学でどれだけやっても命中率上がらなかったのに、高校入ったら苦手な位置が一番得意になってたとか。途中で辞めてからのメンバーとの距離とか…

で、最近努力してないなって。もう大人だからとか勝手に思い込んで成長止めるの良くないなってことで。トレーニング復活させる。
そもそもブログを始めたキッカケはグラフィックのトレーニングをするため。
公開して何か画像をつけることを目的にしていたのに、気がついたら今ではほとんどYoutube。

そういうわけで、
2つ、新しいことを始める。


Motion trial series
最近自分の力不足も痛感しているのでMotionのトレーニング。
ほぼ毎日15秒〜30秒くらいで何か作ってここに上げていく。



SKY A WEEK
こちらは毎週一枚。縦長の空を写真に撮る。
オランダに行ってから、空を見る時間がとても増えている。
週に一度くらいは空を眺める余裕を作れよってことで。
こちらは気持ちの余裕をつくるため。
〜 a dayに対する憧れもあるんだけどネ。

とにかく、この2つはどこいっても頑張る。

2012/07/10

WIZDOM -Hiroshi Ishi-



また、時間が空いて、6月30日の記録。

今年から大学を離れたこともあり、制作場所を変えて、早稲田大学のWIZDOMというところに出入りしていた。
そこは、今までとは全く違った専門家達の巣窟であり、物理、科学、機械工学などいろんな知識を共有させてもらっている。
そんな中、6月最後に大きなプレゼンをひかえていて、私もデザイナーとして参加することになった。デザイナーと言っても、主に、ロボの形状の考案。
まだ見せられるものではないが、なんとか形になった。
メンバーは夜を徹して作業して、プレゼンにのぞむことになった。

相手はMITラボの副所長、石井裕さん。
どんな方かは、上のプレゼンを見ると多少わかる(が、同時翻訳聞きづらいから英語が良いって人はこっち)。
よく動き、よく聞いて、よく考え、言葉を選ぶ。この回転がものすごく早い。
自分にとって難しい語句も多々出てくるが、ぼーっとしている暇がない。

プレゼン後のラボのメンバーの反省は「完敗」とつぶやかれた。

議論すら出来なかった。
私も食いついてみたが、「デザイナーらしからぬ発言」をしてしまったようだ。プレゼンでは言葉の選びを慎重にしなければいけない。随分ぬるま湯につかってたもんだ、って思った。

反省会のとき、難しかった語句を早稲田生に翻訳してもらいながら、言われた内容を把握しなおした、その中で覚えておきたいと思ったこと。
「議論はエントロピーを下げるためのものでなければいけない」
「プロセスにもデバックは必要」

日本を離れるまでに少しでも自分のレベルアップを。せめて議論できるようになっておかないと。

2012/07/03

Thomas Demand



だいぶ前に観に行ったけど、現代美術館でもうすぐ終わりのトーマス・デマンド展
紙の彫刻家であり、作品の出展は全て写真と動画が展示する一風変わった人。
選ばれた情景はごく普通の建物や部屋の情景に見え、観に行った当初は「紙で作られた鍾乳洞すごいな」って思ったくらいだった。

ところが、それぞれ政治的・社会的事件の現場を切り取っていて、細かい所まで忠実に作られていることを知って愕然とした。
全ての作品のあらゆる部分に「なぜ?」を入れて見て、全てが腑に落ちるというのはすごいことだなと。

そして、上に載せた動画は展示を観に行った人も、これから観に行く人も、作品と照らし合わせて観たら愕然とすると思う。

2012/06/24

VJ for melu:'s LIVE


最近ブログもタイムラグがありすぎて日記にすらなってないけど、記録はする。
先週水曜日は展示でお世話になったバンドmelu:のライブ。
そこでVJとして参加して来た。
場所は月見ル君想フ、スクリーンが円形という初っ端にしては難しいところだった。

長いことやりたいって言っていて、ようやく回って来たチャンス。
言葉に出すと機会は巡ってくる。ここ最近自分がやってみたいと思っていたことがどんどん叶ってて、時間はかかるが必ず機会は巡ってくると思えるようになった。

本番は反省点の嵐。
準備していたものの半分くらいが読み込み失敗。(写真のディスプレイ内の半分くらいはこのあとXに変わる)それが演奏中の出来事だったのでテンパって動き無い所が何カ所かでちゃった。
あとはプロジェクター出力に合った素材じゃなかったこと。かなり色が飛んでた。
動きの見え方もだいぶ違ったし、これ作ったら良かったってのも沢山あったので、時間見つけてトライしていこうと思う。
そしたらフリーソフトも脱出する。
なんにせよ面白いもの見つかった感じ。自分の底上げ大事。

2012/06/21

The exhibition "Stop the World" was finished.



報告が遅くなりましたが、展示「Stop the World」が終わりました。

正直6月の半分以上はほとんどこの展示に費やしてた気がする。
まとめは4cusブログの方に書いたのでそれとは違うことを。

今回は難解なテーマだったからか、いつもとは違う客層だったと思う。
もっと感覚的に「フラッと」が似合う感じの人達が多かった。付き合いで来るというより「なんだろう?」って感じの。
だからか、来てくれた高齢な方、子供、外国人などさまざまな人が、入って来ては何かを考えて動いて見て、触ってみて去っていく感じ。
展示の見方をデザインしたかったというのか、完成されたものがあって「はいどうぞ」みたいなのは嫌だなっていう疑問を正直にぶつけたもの。皆さんの反応はその結果と捉えてます。

そして、なんていうか、来てくれた方がマニアックな感じだった。話しててガツガツしてないというのか、それぞれの空気持ってて良い感じ。
とにかく来場いただいたみなさん面白かった。
これで日本にいなければいけない用事が収束しつつある。あと、もう少し。

2012/06/01

Back to the Start / Johnny Kelly / Chipotle



これストップモーションだって。すげー!
Johnny Kellyさんやります。

CLIO Awardsグランプリだそうな。やっぱりCM長いのってクリエイターにとってすごくいい環境だと思う。

個人的にはこれが好き。

 

2012/05/29

Pinterest Pinspire Chill & decoration







この3つ、とってもよくデザインが似ている。
女性に人気なサービスとしても知られている。
この他にももっと沢山あるのだけれど、これ全て「Pinterest(一番上)とそっくりだね」ってよく言われているUIデザイン。

でも、よく考えてみると、「似ている」とよく言っているのはデザイナーさんやプログラマーさん、ブログを書いている人だなと気がついた。さらに言うと男性が多い。
あるデザイナーさんが言うには、この一個一個のパネルに情報をギュッと詰めすぎていると。確かに、よくまとめてあるが、シンプルというより、言葉の代わりにアイコンを使って沢山の情報が詰まっている。
日に日にこのレイアウトのサイトは増えているが、色数は減るどころかますます増えてるなぁと感じていた。

そんな折、ぼーっとテレビ番組を見ていると、
くりぃむしちゅーの上田晋也がフィギアスケートの浅田真央のデコられた携帯電話を持って見て、
「重っ!携帯会社が一生懸命薄くて軽くしようとしているのに、こんなに重たくして」
っていうようなことをツッこんでた。
これ聞いて思った、女性の方達ってあまりシンプルとか機能美みたいなところに興味が無い?
「デコる」ってことは日本の女子高生達の特徴だとか勝手に思ってたが、世界共通の女の子の特徴なのだろうか。だから頑張って薄くて軽くしようとする技術者は男が多いんだろうか。その技術者の中に女性がいたとしたら性格はちょっと男っぽいんじゃないだろうか。だから技術者の理解し得ない所でPinterestみたいなデザインが流行るんではなかろうか。だから盛り盛り飾ったりとかするんじゃなかろうか。

って思って、ちょっと自分の周りの色んな人を検証してみた結果。
あながち間違いじゃない推理だと思ったよ。

2012/05/27

TEDxUTokyo


Video streaming by Ustream

先日行われたTEDxUTokyoの記録が公開されている。
書こうかどうか迷ったけど、アーカイブ観ているうちに当日の気持ちが再来したので、記録する。

実は当日、私はこの会場にいた。
00:56:30くらいから始まるShu Uesugiの話を聞くのが目的だった。
彼は以前blogにも載せたchibicodeの中の人だ。

しかし、私が到着したときちょうど彼が話し始める直前のタイミングで、入ることが許されなかった。私は何度か試みたが、そのまま入ることを許されず、外のスペースのスクリーンで彼のプレゼンを聞くことになった。でもけっきょく音小さ過ぎて何言ってるのかわからなかった。

※このへんの愚痴っぽくなっていたものは全部削除。

まあ、その後の会場にて聞いたTEDプレゼンは全く面白くなかった。
まるで授業、体験談。アイデアを共有されるようなことは全くなかった。
客の反応にもガッカリした。誰とも話したくなくなっちゃった。
あまりにも耐えられない空間だったので、途中で帰った。

TEDは、もし日本で発足したとしても発展しなかっただろう。もしかしたらそのような試みは過去に何度かあったかもしれないが、それはきっと上手くいかなかったのだろう。
大学のイベントだからこんなもん、とか言われちゃったら内心きっとこう思う。
君みたいな人がいるから日本を出たいんだよって
そんな人に「イノベーション」とか「世界を変える」とか言われると虫酸が走っちゃう。

それで、けっきょく彼の話を聞けなかったのでこうやってアーカイブを探して観たのだが、彼のfacebookには「過去の自分の力を最大に下回る」と書かれていた。そして、例のブログ記事は全て削除されていた。
同じ違和感を感じていたのかはわからないが、理由は違えどモヤモヤした気持ちは一緒なんだろうなと思った。

以前、斎藤さんに言われた「(代理店とか言わないで)町工場ででも働いてみれば?」とか言われたことがなんとなくささってる。

2012/05/16

Stop the World - 4cussite & melu: -


こっちでも告知しましたが、展示します。
しばらく展示は無いとは思ってたけど、こんなに早く機会が来るとは。
というわけで急ピッチで準備してます。

今回は4cussiteとしては2人のみの参加となります。
そして、新たな試みとして、melu:というバンドの皆さんに音楽を提供していただきます。

会場に作られた世界をお客さんに撮影してもらい、それが音楽とシンクロする。
という今までやったことの無いスタイルをとります。
つまり、ただ写真を飾る写真展ではありません。
ただ映像を流す映像上映会でもありません。
今だから出来る展示の可能性に果敢に挑戦していきたいと思います。

ひとまず、準備に奮闘致します。
根津や上野にお近くの方、ぜひ足をお運びください。

では概要を、

「Stop the World」

○期間
6/9(土)→ 6/16(土)
open 10:00 → close 19:00 (※6/16の最終日のみ16:00まで)

○場所
ギャラリーTEN http://galleryten.org/
アクセスはこちら

○メッセージ
物の軌跡を創造する。

世の中はインターネットのコミュニケーションを利用し、「時間」の短縮に「時間」を使っています。
その結果、情報の価値はもはや「一瞬」に短縮されつつあります。
そうすることでますます、一瞬で通り過ぎる情報に右往左往しています。
しかし、その瞬間に潜む軌跡を見落としていないでしょうか。
もしそこに、あり得ない奇跡が起こっていたとしても気がつかないでしょう。
一瞬というのは軌跡の中の一つに過ぎないのだから。

この展示では物達の軌跡で表現された時の静止した世界が創り出されます。
時間が経過することで変化する時の止まった世界、という矛盾に足を踏み入れることでどんな感覚が生まれるのか、ぜひ体験していただきたいです。

※この展示は参加することもできます。ぜひ会場に足をお運びいただき作品の一つになってみてください。お時間は取らせませんので!


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