2010/06/09

day66



ドイツ66日目。

久々に来ちゃった。ネッカー川。

ドイツに来て初めての頃、一人でもここには良く来ていたなぁ。
ハイデルベルクが好きになる一つに理由がここかも。
綺麗で、気持ちよくて、芝生。
最近はようやく暖かくなってきて。。。を通り越して暑くなってきて、
ようやくネッカー川の楽しみが本番を迎えるようだ。

今日集まったメンバーに、初めて来た時からずーっと一緒のクラスの人が二人いるんだけど、俺も含めてみんな今月でハイデルベルクを離れちゃうんだ。

こういうのも、あともう少しなんだよなぁ。
なんかハイデルベルクらしい楽しい日でした。

day65

ドイツ65日目。

今日は早めに家に帰って来ると、ホームステイのお父さんがバルコニーで話そうと誘ってくれた。
前も一回あったんだけど、ここのバルコニーは空も、自然も、道路も、電車も見渡せてスゴくいい眺め。ここでお菓子とお酒を飲みながら話すのが好き。

よく、ドイツの話と日本の話を比較するんだけど、途中からキリスト教の話になった。この家族はしっかりした信教の家。毎日聖書とか読むんだけど、それもスゴく良い経験になっている。

で、今日の話は「God」と「Love」について。
「God」は人々に「Love」を与える。
この「Love」は「意思」と言う意味。ロボットではなく人間を作った所に意味があるとお父さんは言う。
「God」は全ての人を愛する。それはそれぞれがみんなユニークだからだ。
「Love」があるということはユニークということ。
yukiは完全にユニークだし、俺もユニークなのだ。

ここがすごくピンときた。

つまり、意思がある時点で他と同じと言う事はあり得ないのだ。
どんな真似事をしても、それは真似をする意思があったということであって、それはユニークなのだ。
アイデアというものは既出であることがほとんどだ。例えばそのアイデアを見て、ユニークでないと言ってしまう事はナンセンスだ。

もの作りをするものとして、必ずブチ当たる壁の解決策を一つ見つけ出せそうな
大切な話だった。
なにげない会話はやっぱり大事だ。

day64





ドイツ64日目。

最後はマイセンへ。
マイセン磁器で有名な街。

そう、時間の都合であまり長くはいられなかったので、マイセン磁器工場に絞って観に行く事にした。

すごくのどかな雰囲気のところで作られている世界的に有名な磁器。
繊細で、伝統的な技。
ところが、説明を聞いて驚いた。これは元々はアジアの磁器を真似ようとしたものだった。正確に言うと、輸入していたアジアの磁器を、ドイツがどうやって作っているのか研究を重ねて作られたものらしい。
砕けた言い方をすれば、アジアのものを上手くコピーされて、なおかつ、より上品で繊細な改良をされたものだな。

良い所を真似されて改良されていく。ドレスデンの今後もこうなっていくと面白いなと思った。

工房では、マイセン磁器のお作業工程を実演で見せてもらえる事ができる。
面白いね、陶芸。
良いものが見れました。というわけでハイデルベルクへ帰還。
残す所、あと三週間か。あと一都市で終了の予定。
最後は首都ベルリンで締めるつもりです。

day63





ドイツ63日目。

ドレスデン2日目。
街を歩いてみる。
意外に都会的な町並みに驚いた。
調べてみると、どうやら戦争のときに、街はほとんど崩壊してしまったらしい。
その修復とリニューアルが最近ようやく終わった所なんだそうだ。
そのため、街の所々はまだ工事中で、
とてもいい景色と言えるような場所は少なかった。
有名な美術品の数々が展示されているドレスデン城とツヴィンガー宮殿にも行ってみた。知っているような有名な作品がたくさん飾られていた。
エルベ川の川辺では、日光浴をする裸の人達が大勢いた。
教会にはたくさんの人が集まり、ドアを閉め切ることもなく観光客が通り過ぎる中でミサを行っていた。

すごく観光都市だった。
正直に言いましょう。少し不快を感じた。
観光に慣れ過ぎている。

確かに修復された宮殿も城も教会も、展示されている美術品もすばらしい。
でも「扱い」がひどく感じた。
ここで言う「扱い」というのは、それらのすばらしいものをどう見せるかということ。美術館の作品が光の反射で全然クリアに見えないのだから、いかに優れた作品でも良くは見えないよね。で、ツアー客は、それはフェルメールが描いたとか、ラファエロが描いたというだけで、皆が説明された内容だけを理解して、「あれは良い絵だった」と言って帰って行く。

ドイツは基礎がしっかりしていると以前に書いたが、それはどんなに自由に動かしても、ブレない軸みたいなのがあって、それが保たれていたから美しく見える。
ところがこの修復された街には、そういった骨組みがポッカリ抜けて、表面だけが残ったような感じだ。

例えて言うなら、ウィーンの真似事に見えた。
ウィーンのほうが美術館の中で写真も撮れたし、ルーズだったとかそういう事を言いたいのではない。ただ、ウィーンでは作品が光の反射で見えませんって言う事は無かった気がする。もちろん、完全に無かったとは言えないが、少なくとも気にならなかった。

これが一番気になった所かな。
でも、夜はオペラが外で上映される等、面白いイベントもあって楽しむ事はできました。ドレスデンの展示物が日本の西洋美術館に来た時に、一目惚れした作品にも再会できたしね。

ドレスデン、東京みたいになりそうな街。

day62





ドイツ62日目。

Lipzig着!
すっごい早く着いちゃって、まだ街が起きてない時間から活動開始。
こういう時間に街を見渡すのもいいもんだ。

ここはバッハやゲーテで有名な場所らしい。
まあ、それとは別にお洒落でいい感じの街だった。
あんまり有名じゃないのかもしれないけど、実はいろいろ面白い所が多い街で、
例えばゲーテの作品の舞台にもなったという地下食堂があったり、
新聞の印刷を世界で初めて行ったという歴史があったり、
ヨーロッパで一番古いというカフェ&レストランがあったり、
ザクセン料理が食べれたり、
ゴーゼビアというビールが飲めたり、

なかなか楽しめる所が多かった。
でも一番気になったのは、音楽。
Lipzigで印刷された楽譜が多いとガイドブックには書いてあったけど、
路上で普通にバイオリンやチェロを演奏する人達がいて、
なんかこだわりを感じた。

音楽も街によって違うんだなぁと思ったよ。
違いを言えるほどよくわかってはいないけどさ。





そして夜にはドレスデンへ。
日本人の友人と合流し、夕ご飯へ。
なんとその方、前日が誕生日。
美味しいビールとシュニッツェルでお祝い。
そしたら、途中、エルベ川から花火が上がった!
いいタイミングで思わず涙(嘘)
とにかく初日のドレスデンは美味しい日でした。
明日は街を回る!

day61





ドイツ61日目。

待ちに待った。今日はサッカーの試合観戦!

ドイツ × ボスニア・ヘルツェコビナ

代表戦だよ!

チケットとれたのは本当に運が良かった。友人に感謝。
フランクフルトに着くなり、ボスニア・ヘルツェコビナのサポーターが酒飲んでウロウロしたり騒いだり、ドイツのサポーターはどこからともなく現れて徐々に膨れ上がり、ただならぬ雰囲気を醸し出していた。

スタジアムに入る前のボディッチェックでは、チケットを売ってくれと媚びる人もいたりして、やっぱり運がよかったんだなぁと再確認。普通チケット高く売る人でしょ?

でもって、ビール片手にスタジアム内に入れば、超満員に、応援歌に、感動した。
もともとあんまりスタジアムで試合を見る事はなかったので余計に感動。

応援の雰囲気すごい。

とにかくみんなが知っている応援歌的な曲が流れるとみんなで歌います。
実況が名前を叫ぶと、みんなが名字を叫びます。
点が入れば飛び上がります。
プレーが悪ければ立ち上がって叫びます。

いいなぁ。
これは日本でも共通でしょ?
じゃなかったら寂しいな。

試合の内容はボスニアヘルツェコビナが一点先制。
みんなの不満が手に取るようにわかった。
そして後半、PK2回を含めて3点取り返して見事な逆転劇だった。

途中、苛立ったボスニアのサポーターは火を焚いてコートまで投げつけていた。
あれはチームで罰金を払わなければいけないんだそうだ。

最悪だなぁ。
これは日本でもやっちゃいけないでしょ?

でもドイツ代表の試合を生で見れたことはスゴく嬉しかった。
良い経験をありがとうKeiji!
そして寝台特急でこのままLipzigに向かいます。

2010/06/07

day60



ドイツ60日目。

今日は連日で昨日紹介したBanseとお食事。
どうしてか、日本語が話せると思ってると、油断してドイツ語が出てこないや。
いかんいかん。
とにかくトレーニングもかねて、次会う時までにもう一度勉強をしっかりする。

そして、別の友人達と合流。
実は、この日本人女性Emiさんとは今日でお別れ。
来週からミュンヘンに行ってしまうんだってさ。
だから今日はお別れ会も兼ねて、Burkと三人でビールで乾杯!
寂しいです。
思えば、Emiさんの家での日本食パーティーに参加したのが四月中旬、あれがドイツ人との交流が上手く行き始めたキッカケになった。
そういう意味でもお世話になった、スーパー良い人です。
もしミュンヘンに行ける機会があったら。。。という約束でしばしお別れ。
最後は得意の「自由自在三脚」で記念写真。

ミュンヘンでもがんばってください!
Good Luck! Emi!!!

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