2011/02/16

Eiko Ishioka


先日、「プロフェッショナル 仕事の流儀」に石岡瑛子さんで紹介されていた。
最初のコピーは「すごい日本人がいた」
東京藝術大学卒業後、資生堂のアートディレクション、独立後はパルコ、角川書店の広告で活躍、渡米後はアカデミー賞、グラミー賞、カンヌ、そして北京五輪開会式まで。。。紹介される経歴はすさまじい。

資生堂のBeauty cakeやパルコの広告、「落下の王国」も観た事あったし、印象に残る物だとは思っていたけど、石岡さんの名前は知らなかった。
すごい悔しい。作品は知っているけど作者を知らなかった時はなぜかすごく悔しい。

番組の中ではデザイナーとして心得ておくべき良い話が沢山出てきたが、一つすごく共感を覚えた話があったので記録。

渡米してすぐ、フラッと入った映画館で黒沢明の「七人の侍」を観たそうだ。
アメリカで上映されていた事もすごいが驚いたのは見終わった後。

「クロサワの映画ならよく知っている」
「『七人の侍』もいいが『用心棒』の方が好きだ」

と、黒澤映画について熱く語り合う外国人達を観て、
「自分もこんな仕事がしたい」と思ったそうだ。

実は自分にも同じ経験がある。ドイツにいた時、全く同じセリフをコロンビア人から聞いた。
ドイツではホームステイ生活をしていたのだが、住んでから2ヶ月くらい経ったある日、近所に住んでいてホームステイ先の家族にお世話になっているコロンビア人学生が家に遊びに来た。
彼は1つ歳が上で、ハイデルベルク大学に通う優秀な学生だった。
そんな彼に自分が日本人でデザインを勉強している事を伝えると、流暢なドイツ語で

「クロサワ映画知ってる?俺クロサワ映画が大好きなんだ!」

って嬉しそうな顔で語ってくれた、「七人の侍」は好きだったので俺も好きだ!って事を語ると

「あー、『七人の侍』もいいけど、俺は『用心棒』が大好きなんだ。知ってる?ヨージンボー」

知らなかった。
後で調べると、黒澤明が殺陣の表現にこだわった作品らしい。
彼はまさに殺陣の話を熱心に俺に語ってくれた。
そのとき、ドイツで勉強しているコロンビア人にまで熱く語らせる作品を作った黒澤明ってすごいなって思ったのと同時に、語り合うどころか知らなかった自分に飽きれた。

まあそんな話を石岡瑛子の話でふと思い出したのだった。
誰にも真似できなくて、革新的で、時代を超えるもの。作ろう。

1 comment:

  1. 俺も観た。
    かなり刺激を受けたよ。色々メモってしまったしw
    やっぱりデザインと工芸は切っても切り離せないね。

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