2011/03/31

?A working member of society?


卒業シーズンということで、最近よく耳にする言葉「社会人」。
実は日本特有の言葉らしい。

新卒一括採用という日本独特の雇用慣行がこの言葉を生んだのだ という話を聞いたので少し調べてみた所、同じような話を沢山見つけた。

学校を卒業してこれから会社で働くとなった時、この言葉が使われることが多い訳だが、
外国語には「社会人」を正確に差す言葉が無い。試しにwebの辞書を引いてみるとタイトルに使っている言葉がかろうじて引っかかった。でもこれ、通じるのは日本人かその考えが理解できる人に限られると思う。

そもそもこの言葉、よく考えると意味不明。

辞書で「社会=society」を引いてみると
人間の共同生活の総称。また、広く、人間の集団としての営みや組織的な営みをいう。人々が生活している、現実の世の中。世間。
と書いてある。
つまり生きていればみんな「社会人」とは違うんかい。
まだ学生でも、
大学を卒業してきちんと就職して働く人も、
やむを得ない事情で中退して働いる人も、
やりたい事を成し遂げるためにバイトで金を貯めてる人も、
とりあえず大学を卒業してからやりたい事をみつけようとしている人も、
なんだかわからないけど海外に行ってみたくなって日本を飛び出す人も、
家が無くなって公園で生活をしている人も、
社会に出ている出ていないという壁を感じる必要などない。
だから優劣を感じる必要もない。


ちゃんと受験をして学校に入って、就活して会社に入って、それが常識って考え、それを感じさせる「社会人」という言葉に少なからず嫌気がさしたのでした。

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