2011/05/08

Ojika-Ogatsu-Minamisanriku


ゴールデンウィーク。まずは宮城県によるボランティアの感想から。

行く前は「石巻」というワードが強く頭に浮かんでいたが、今現在は「牡鹿、雄勝、南三陸」という三つの名前が強く自分の頭に残っている。

状況は思っていた以上にヒドかった。
街の破壊のされようもそうだが、人手の足りなさや支援の状況もヒドいものだった。
今回集まった40人ほどのメンバーが向かったのは石巻市の東側にある牡鹿半島。
この場所から色んな違和感を抱えて帰ってくることになった。

①人が足りない。行きの高速から気づいてはいたが、ボランティアを追い返しているなんて話が嘘のように渋滞も無くすんなり入れた。どうやらこの場所は自動車で来ない限り来れないような場所だったらしく、ここまで溢れているボランティアが回って来れていなかったようだ。
しかもこの時期は学生が多かったため、連休明けにはドカッとそのボランティアがいなくなってしまうという状況だった。だから同じ石巻でも、牡鹿と雄勝と南三陸は自分にとってはもっと広く知れ渡り、いろんな意志を持った人が集まっても良い場所だと感じた。

②支援物資が雑。次から次へと送られてくる支援物資。それを仕分けするのもボランティアの仕事。送り方も、詰め方も、配送先も、集める団体も、サイズすらバラバラなものを分ける、それだけで相当な人員が一日に必要だという状況はどうもおかしいモノだった。
いらないものを送られても現地としてはゴミが増えるだけ。これは自分がこうだったらと考えていない人、もしくは考えすぎて衝動的に大量に送ってる人なんだろうなという感想しか持てなかった。どういう経路でどこに送るか、総合的にまとめられる人や機関が必要だと思った。それは現地と送る側の両方。

③東京の人ごとな感じ。これは現地で会った筑波大の学生でもう一ヶ月くらい現地にいる人の受け売りだが、東京のここ一ヶ月の状況を話して聞かせると「気持ち悪いな」と言っていた。この「気持ち悪いな」がどこから来るのかを見つけることが、今自分が少しずつ解消していきたい問題なのかもしれん。現地を見て、帰ってきて、楽しいことも沢山あるんだけど気持ち悪いわ。

とりあえずこの3点がデカイ違和感。実際に目で見て感じた景色と報道だけで見えてくる景色、この差はホントに「気持ち悪いな」

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追記

この活動のレポートが公開されました。ボランティアに興味がある人、牡鹿半島の様子について知りたい方はぜひ。

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