2012/07/10

WIZDOM -Hiroshi Ishi-



また、時間が空いて、6月30日の記録。

今年から大学を離れたこともあり、制作場所を変えて、早稲田大学のWIZDOMというところに出入りしていた。
そこは、今までとは全く違った専門家達の巣窟であり、物理、科学、機械工学などいろんな知識を共有させてもらっている。
そんな中、6月最後に大きなプレゼンをひかえていて、私もデザイナーとして参加することになった。デザイナーと言っても、主に、ロボの形状の考案。
まだ見せられるものではないが、なんとか形になった。
メンバーは夜を徹して作業して、プレゼンにのぞむことになった。

相手はMITラボの副所長、石井裕さん。
どんな方かは、上のプレゼンを見ると多少わかる(が、同時翻訳聞きづらいから英語が良いって人はこっち)。
よく動き、よく聞いて、よく考え、言葉を選ぶ。この回転がものすごく早い。
自分にとって難しい語句も多々出てくるが、ぼーっとしている暇がない。

プレゼン後のラボのメンバーの反省は「完敗」とつぶやかれた。

議論すら出来なかった。
私も食いついてみたが、「デザイナーらしからぬ発言」をしてしまったようだ。プレゼンでは言葉の選びを慎重にしなければいけない。随分ぬるま湯につかってたもんだ、って思った。

反省会のとき、難しかった語句を早稲田生に翻訳してもらいながら、言われた内容を把握しなおした、その中で覚えておきたいと思ったこと。
「議論はエントロピーを下げるためのものでなければいけない」
「プロセスにもデバックは必要」

日本を離れるまでに少しでも自分のレベルアップを。せめて議論できるようになっておかないと。

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