2011/09/29

Ken Okuyama #2


昨日の記事の続き。

また元の記事より引用。2

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『いわゆる会社という組織というのは、実は産業革命が起こってできたもので、それ以前っていうのは人類の99%は家で仕事をしていたらしいです。…

(中略)

皆さん会社っていうものがこれから永遠に続くと思ってるかもしれませんけれど、今の形での会社という組織というのはもう崩れ始めています。会社の持つ意味というのは実は非常にいろんな意味があって、例えば昔、家でだけ仕事をしていた人というのは24時間の時間のほとんどを家族というコミュニティで、近所のコミュニティの中で過ごしていたわけです。

 ところが今、その中の最低8時間、人によっては12時間から16時間という時間を、家以外の会社、仕事場っていうコミュニティで過ごしていますよね。当然のことながら家のコミュニティよりも会社のコミュニティの方が実ははるかに重要な意味合いを持ってきている。その後例えばPTAの集まりであるとか、いろんなジムに行ったりとか、今の皆さんというのは自分の中で最低4つのコミュニティを持っているって言われます。

4つのコミュニティの中で、住んでいる家のコミュニティは実は一番重要じゃないコミュニティになってきているからこそ、近所付き合いがなくなってきているのは実はごく当たり前のことなんです。…(中略)
僕らが今の24時間の中で、通勤という時間を費やしている時間が何時間あるかと考えて、経営者として考えると、これは無駄ですね。それを省こうと思うと、家で仕事しなさいよ、となる。仕組みがきちんとできてて、それで結果がちゃんと出せる人であれば、家で仕事をした方がよっぽど結果は出るというのは皆さんももうお気付きで、実際そうしている方というのもこの中に実際にいらっしゃると思う。 

これからは、会社という組織が逆に膨れていくか、どんどん崩壊していくか、その両方がこれからどんどんこの今後の50年間で起こってきます。
それで重要になってくるのが、これは日本経済新聞に載せた記事なんですけれども、会社と個人、あるいは自分のキャリア、仕事と個人というバランスシートがあって、日本の特に若い人に強く言いたいんですけれども、勘違いしているのは、若い人が特に勘違いしているのは、自分は会社とか仕事から得るものだけ得て、一番得た時点で次のステップに移っていくのがキャリアアップである、と。
実はこれ大きい間違いでして、自分が与えたものと相手からいただいたものの中で、相手にあげた方の大きい場合に、次の仕事につながります。これはアメリカとかヨーロッパの契約社会で非常に重要な考え方で、得たものよりも与えたものの方が多いことが大切なんです。それでこの人間は優秀であるという名声が広がって、きちんとしたお給料なり、それに対する対価をいただいて、次の仕事をもらうという仕組みを作るのが、実はプロとして非常に大切なこと。なんか高校の話みたいですみません。プロの皆さんを前にして。ただ、非常にその基礎が日本に帰ってきて成り立っていないのでびっくりしました。』

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今度は会社という今では当たり前と思っているものが、実は崩れてきているって話。というか働く姿が徐々に形を変えてきていると言った方が正しいのかな。
実際、今の仕事柄、周りにノマドやフリーデザイナーという人達が徐々に増えている事を感じていて、全く新しいスタイルが始まっている事も見ている。
まだそれを怪しむ人も多いけど、それって会社に入るのが当たり前って思っている人達がその変化にいまいちピンときていないんじゃないかって思う。
でも俺がちょうど大学に入ったくらいの時、若い人が会社に入るのではなくて作るって動きはすでに始まっていて、失敗した人もいるだろうけど、徐々に頭角を現している人も増えてきているんじゃないかな。

そして、最後の若者は勘違いしているって話。これは、スキルや知識だけ得て独立したり次の会社に移ってもダメってことですかね。10個の資格持っているより自分の仕事を認めてくれた人が10人いる方ことこそ成功の道って捉え方で合ってるのだろうか。
そしてこれを高校で習った覚えなど全くないが、自分に言われているような事だと思ったのでハッとしました。

つづく。

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