2011/10/08

Holland day-6

6日目

この日は、急遽オランダに入ってから決まった、24時間撮影とテオ・ヤンセン面会に次ぐ第3のメインイベント。
風車守訪問の日。


この日の始まりはシール貼りから。
ドイツにいる時から続けている趣味。スーツケースの外側に、街で見つけた気になる紙やパンの包み紙、切符などを貼付けている。これを知ったステイ先の子供、持っているオランダのシール沢山貼ってくれた。ありがとう!


この日も快晴。
オランダでは高速道路のサービスエリアはガソリンスタンド。奥にコンビニのようなものがついていて、買い物と食事とトイレはそこですませることが出来る。だからゆっくりしてると給油待ちの列が出来る。気を使う人には使いづらいシステムだな。


約束の時間に風車着。
橋で写真を撮ったキーマンの彼はちょうど国旗を揚げているところだった。


カメラをセッティングするとまずは後ろへ。
この舵を回すと、屋根より上部が水平に回転する仕組みになっている。定位置まで移動させた所。帆を張り終えると、上部から垂れ下がっている紐を体重をかけて何度か引っぱることで羽が動き始める。音も動きも電動には無いこの仕組みは見れば見るほど簡単でよくできてる。


動き始めた羽は、遠目から見た優雅な姿とは打って変わって殺人的。凄まじい音と風圧で命の危険を感じる。つい最近、下に入ってしまった子供が一人命を落としてニュースにもなったそうな。




階段を登って中では動き続ける歯車と眺めのいい景色を見ながら、この風車の歴史を少し説明してくれた。この風車、一人のクレイジーワイフが一度燃やしてしまい、上部が焼失してしまったらしい。そこから、家族と協力してくれる人達が集まって修理したものが現在の姿。


途中から現在の風車守の親父さん登場。
良い絵が撮れる場所でインタビューしたいと悩んでいたら、船に乗って対岸から撮ろうと提案。
通り雨で溜まってしまった水をかき出す親父。




川を渡るだけで景色が変わる。インタビューはオランダ語に変わり、何言ってるか全然分からなかったけど、良い絵が撮れていると思うので、それも津島さんの展示にて。


今度は風車下部の部屋に連れて行ってもらう。下はキッチンや寝床もある普通の家と変わらぬ生活感のある部屋だが、一つ特殊なのは動く歯車がむき出しになっていたこと。中の仕組みがどうなっているのかここから見えるようになっている。



とまあ、盛りだくさんな取材&見学をさせてもらって満足のメンバー。
終わり際に彼の妻と娘達が合流。
子供達が着飾っていた所を見ると、風車守の家族はこれから記念の撮影会みたい。
すばらしい、機会をどうもありがとうございました。


帰りは綺麗な虹がでてました。虹も綺麗に見えるなー。


津島さんの意向でもう一つ撮影。
オランダの原発を撮りに行ったのだけど、問題発生。
この原発の麓まで行って撮影中に警備員がクラクション鳴らしながら突っ込んできた。
どうやら撮影禁止だったとのことで、今すぐ消せと言われ消去。
なかなか上手くいかないこともあります。


最後の締め画像は、帰りのガソリンスタンドで給油中に見つけた広告。
左は風車で大きく「JA(yesって意味)」と書いてあり、右は人工の風力発電の風車で「NEE(noって意味)」と書いてある。
左には鳥が飛んでいて、右には鳥がいないことを見るに鳥類保護のための反対運動なのかな。
原発に変わる風力発電は日本でも注目されてるけど、風車が発達した国ならではの問題意識もありそうだな。

というわけで、オランダでのメインイベントはこれにて終わり。津島さん、観光旅行ではとても得られない良い経験をどうもありがとうございました。

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