2011/10/12

London day-2

10日目

この日は大学を見学させてもらう日。



泊めてもらったチェコ人は陶芸科専攻。色んな陶器と美味しい食事が並んでいた。
彼女のおかげでこの旅でロンドンの飯の不味さを体験する機会は無かった。


家にはたくさんハエがいた。
彼女曰く「一緒に暮らしている」のだそうだ。その感覚が家にいる間に普通になってきて、自分も腕に止まるハエを追い払う事はなくなった。



そして、窓から覗いて景色に驚いた。
昨日は帰ってきたのが夜で何も見えなかったが、広大で丁寧に手入れされた芝生の中に家があった。これ全部庭?相当良いお宅にお邪魔しているらしい。
話を聞いた所、彼女はこの家の屋根裏部屋を貸してもらっているのだそうだ。
家の主は仕事で出張が多く、家族もそれぞれ別の家にいるため、家を空ける事が多い。その間の手入れと動物の世話を任されている代わりに部屋を借りている。
なんて映画な話なんだろう。

後でこの家を歩き回って紹介してくれるということで、ひとまず大学へ。


大学ではほとんど写真は撮らなかったのだけど、デザイン科は実技というよりデザイン論といった勉学よりな学科しかなかったので残念。
工芸関連の工房を沢山見せてもらった。
でも同じ美大なだけにそんなに変わらないなってイメージ。

その後、昨晩に出会った写真科の友人や教授の家に訪問したりで忙しく移動し、友人達を家に招いてディナーパーティーする事が決まり慌ただしく帰宅。


約束通り、犬と散歩がてら家を散策。
かなり大きい犬でずっと走り続けるし突っ込んでくるしで、不思議と恐怖感を覚える動きだった。



馬やら鳥やら沢山の動物もいて、トランポリンまであって、この敷地の広さも含めてすごい家だ!
「まるで映画に出てくるような」なんて思うのは西洋人にとっては普通の事なんだろうか。逆に日本に来て家を訪れたら「まるで映画に出てくるような!」って感動を覚えるのだろうか。



夜中には人も集まって来てホームパーティー。
藝大の先輩とも合流できて話も聞けた。
なんだかちょこちょこ考えている事の共通点もあったりして、結局「みんながいう正解」は信用できないって考えた。実体験して考えた結論のほうが説得されるし視野も広い。「みんながいっている」が視野を広げるとは限らない。テオ・ヤンセンさんのインタビューの時もそう感じた。彼は世間に耳を傾けているわけじゃない。
今日この場に居合わせた外国人達もみんな留学生だった。彼らの意志は皆それぞれで、誰がどうこう言ってるからそっちに合わせるなんて考えでここにいるわけじゃない。自分の意志が自然とぶつかってる。これを大層な事だなんて思ってるやつはきっとここには来れない。

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